初心者でもできる!Googleスライドでオリジナルテンプレートを作る方法

初心者でもできる!Googleスライドでオリジナルテンプレートを作る方法

はじめに

サクッと資料を作りたいときに、「使えるベースがある」というだけで作業効率もデザインの統一感もグッと上がります。

今回は、Googleアカウントがあれば誰でも無料、共有に便利なGoogle Slides(グーグル・スライド)でサイトカラーやロゴを反映したオリジナルテンプレートの作り方を紹介します。

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オリジナルテンプレート作成ステップ

  1. Googleスライドでプレゼンを新規作成
  2. 背景画像を設定してブランド感を出す
  3. サイトカラー(ブランドカラー)をテーマに反映
  4. 「マスター」からテンプレート全体を調整
  5. 表紙と本文スライドのフォント・スタイルを整える
  6. 保存して再利用できるテンプレにする
  7. 作った資料を共有する

ステップ①:テンプレートを作成する「テーマを編集」モードに入る

  • Googleアカウントでログイン(無料で作成可能)
  • Google Slidesのページを開く
  • 「空白のプレゼンテーション」を選択
  • 上部メニューから → スライドテーマを編集 をクリック

「レイアウトの構造」を理解する

名前は表示されないけど役割はこんな感じです↓

  1. 1番上 → マスター(全体のベース):全ページに反映。
  2. 2番目 → 表紙用(タイトルスライド):タイトル・日付・社名など
  3. 3番目 → セクションヘッダー用:内容の切り替えやテーマの変化を視覚的に示すためのスライド
  4. 4番目 → 中ページ用1カラム:中ページのタイトルや本文の設定
  5. それ以降は2かラムや見出しだけなど細かい設定用

ステップ②:背景画像を設定する

ブランド感を出したいときは、背景画像を先に設定するのがコツ!
サイトのキービジュアルやイメージ画像などを背景にしたい場合、ここで設定します。

おすすめ画像サイズ

  • 1600×900px(16:9):解像度も高すぎず、軽量&十分キレイ
  • PNG推奨(軽くてキレイ)

他にも使えるサイズ(用途別)

  • 1920×1080 px:フルHD対応・解像度高め、発表用に最適
  • 2560×1440 px:Retina対応・Macや高解像度ディスプレイ向け。ファイル重くなるので注意
  • 1280×720 px:軽量重視・画質そこそこ、オンライン共有に◎

背景を全ページに設定の場合は1番目のスライドを表示、表紙や中ページで分ける場合はそれぞれを開いて設定します。

  • スライドを右クリック → 「背景を変更」
  • 「画像を選択」→ 画像アップロード

ステップ③:テーマカラー(ブランドカラー)を設定する

ブランドカラー、サイトのカラーパレットをアクセントやグラフなどの作図に設定すると、一気に統一感UP。

まとめて設定する

  1. 「テーマを編集」画面の右上「」をクリック
  2. 右側に「テーマの色」設定が開くので、プルダウンメニューで該当のものを選択し、色を指定します。

このプルダウンメニューの名前がわかりにくいのですが、そのうち変わるかもしれません。今のところ、

  • テキストと背景1→全ページのタイトル
  • テキストと背景2→全ページの背景色
  • テキストと背景3→全ページの文字色
  • テキストと背景4→セクションタイトルと説明の背景色
  • アクセント1〜→グラフや図形の色

個別に指定する

  • 表紙など変更したいスライドを開き、該当のテキストエリアを選択すると、上部メニューの右に3点メニューが出ます。
  • 3点メニューを開くと、左側にフォントカラーを変更できるボタンが出るので、ここで色を個別に指定。

これで、表紙と中ページで別の文字色を設定できます!

ステップ④:「マスター」からテンプレート全体を整える

1番上の全スライドの元になる「マスター」を編集すれば、すべてのスライドに統一スタイルが反映されます。
色も細かく指定しない場合はこちらでまとめて指定でOK!

編集手順

  • 左側の一覧で1番上の「マスター」を選択
  • 該当のエリアを選択しフォント・サイズ・配置などを調整

● 参考例

項目フォント例サイズ
タイトルNoto Sans Bold40pt〜48pt#3C3C3C
本文Noto Sans20pt〜24pt#3C3C3C
サブ本文Noto Sans Light16pt〜18pt#A8BCA1 など

ステップ⑤:表紙と本文用スライドをカスタマイズ

表紙スライド

  • 使うレイアウト:2番目 → 表紙用「タイトルスライド」
  • ロゴやブランド名を追加
  • 背景画像とカラーのバランスを確認

本文スライド

  • 使うレイアウト:4番目 → 中ページ用1カラムまたは該当のスライドの「タイトルと本文」
  • 箇条書きのスタイルを調整
    • レベル1:文字の位置やフォントサイズ
    • レベル2:文字の位置やフォントサイズ

セクションヘッダーもおすすめ!

  • スライドの章分けに「セクションヘッダー」レイアウトを作成
  • 大きな見出し+イラストやアイコンで視覚的な区切りに

ステップ⑥:テンプレートとして保存・再利用する

Googleスライドには「テンプレートとして保存する」などの機能はないため、テーマ編集(フォント・カラー・背景・ロゴ)を終えたら、ファイル名に「〇〇用テンプレート」などわかりやすい名前をつけてGoogleドライブに置いておきます。

再利用する時の流れ

  • 「〇〇用テンプレート」として保存したファイルを開く
  • 上部メニュー「ファイル」→「コピーを作成」

必要なときにコピーして使い回せば効率UP!

作ったスライドを共有する方法

テンプレートや資料が完成したら、チームやクライアントにスムーズに共有したいですよね。
Googleスライドなら、URLを送るだけでOK! 状況に応じて2つの共有スタイルを使い分けましょう。

方法①:編集可能な状態で共有する(チーム作業向け)

共同編集したい、フィードバックをもらいたいときに

  1. スライド右上の「共有」ボタンをクリック
  2. リンクを知っている全員に変更」を選択
  3. 権限を「編集者」に設定
  4. 表示されたURLをコピーして相手に送信

方法②:表示のみで共有(テンプレート配布や確認用に)

テンプレート配布、レビュー依頼、誤って編集されないようにしたいときに

  • 同じく「共有」ボタンをクリック
  • 権限を「閲覧者(表示のみ)」に設定
  • URLをコピーして送信

注意点:社内・社外の共有制限に注意

  • Google Workspace(会社のアカウント)を使っている場合、組織外への共有が制限されていることがあります。この場合は「共有設定」画面から「外部との共有を許可」または、個別にGmailアドレスを追加して対応しましょう。

PowerPointのデータをGoogleスライドで読み込むには?

「過去にPowerPointで作った資料をGoogleスライドで編集したい」
「PowerPointで作ったテンプレをベースにしたい」
そんなときも、Googleスライドなら読み込みが簡単!

方法①:Googleドライブ経由で読み込む

  1. Googleドライブを開くhttps://drive.google.com
  2. .pptxファイルをドライブにドラッグ&ドロップでアップロード
  3. アップロードされたファイルをダブルクリックで開く
  4. 上部メニューに「Googleスライドで開く」という選択肢が表示されるのでクリック
    →これで、自動的にGoogleスライドに変換されます!

方法②:Googleスライドから直接読み込む

  1. Googleスライドを開く → 「ファイル」→「開く」を選択
  2. アップロード」タブをクリック
  3. PowerPointファイル(.pptx)をドラッグ&ドロップ
  4. 自動で変換されて編集可能な状態に!

注意点(ここ大事)

項目内容
アニメーション複雑な動きは反映されないことがある
フォントGoogleスライドにないフォントは置き換えられる
表やグラフ表示が少し崩れることがある(要調整)

編集後の保存形式

  • Googleスライド形式のまま保存: 自動的にGoogleドライブ上に保存されます
  • PowerPoint形式に戻す:ファイル → ダウンロード → PowerPoint(.pptx)」で再出力もOK!

Googleスライドが活きる職種・仕事例

Googleスライドは単なる「発表用ツール」じゃなく、プレゼン・資料作成・アイデア可視化の強力な武器です。次のようなお仕事に相性が良く、キャリアアップにもおすすめ。

スライド作成スキルをさらに磨きたい場合は、デザインの基本や、プロ風レイアウトを勉強してみましょう。

マーケティング/広報/PR担当

特に「ビジュアルとテキストのバランス感覚」が重要な職種には超マッチ!

  • キャンペーン提案資料
  • コンセプト説明スライド
  • SNS戦略のプレゼン
  • メディア向け資料(PDF化も楽)

UXデザイナー・Webディレクター

FigmaやNotionとセットで使うと、プレゼン力が鬼に金棒!

  • UX設計書や構成図の説明資料
  • ワイヤーフレームのスライド共有
  • サイトカラー・トーン設計の提案

営業職(提案型の職種)

PowerPointよりも共同編集しやすい点が営業活動を効率化!

  • クライアント提案書
  • サービス紹介
  • ロードマップ説明

まとめ

テンプレを作って終わりじゃなく、「どう届けるか・どう再利用できるか」まで考えておくと、作業効率も信頼感もアップします。

どんな仕事でも、自分の頭の中を「わかりやすく」人に見せられる力って強い武器になりますよ🧠💥